中部国際空港(セントレア)を拠点とする格安航空会社(LCC)のエアアジアジャパンは17日、東京地裁に破産手続き開始を申し立て、保全管理命令を受けたと発表しました。
言葉の通り「エアアジアジャパンの破産手続きがスタートする」ということなのでしょう。
破産手続きが開始されるためには、まず裁判所に『破産手続き開始の申し立て』をします。その後、裁判所が「破産手続き開始の原因となる事実がある」と認めるとき『破産手続き開始の決定』をします。
また『保全管理命令』を受けたということで、『保全管理人』が選任されました。
『破産手続き開始の申し立て』をしたら、すぐに裁判所が『破産手続き開始の決定』をするとは限らないようで、申し立てから破産手続き開始までの間、債務者(今回の場合ではエアアジアジャパン)の財産は『保全管理人』が管理することになります。
17日夜に保全管理人の弁護士が記者会見し、負債総額が217億円弱とのこと。そして欠航した航空券約5億2,000万円分の返金は見通しが立っていないようです。
確かにエアアジアジャパンの財産は保全管理人が管理しているのでエアアジアジャパンが勝手に返金処理できないだろうし、それに負債が約217億円なら全額の返金は難しそうですね。
「金なら返せん!!」的なことだろうか…
そういえば数年前に格安旅行会社『てるみくらぶ』が突如倒産し、当日になって「航空券が発券されない」「ツアーが中止」などのトラブルが発生し、旅行に行けなくなった人が多くいました。
あの時の航空券やツアー代金の返金ってどうなったのだろう?
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