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2020/11/27

【世界初】東芝の水系リチウムイオン電池!! これで発火事故を減らすことができるのか?


さあ、どうも! こんにちは!! Traife365の『ズーカー』です。


さて、今日のテーマは次世代電池といわれる『水系リチウムイオン電池』。


19日、東芝は次世代電池『水系リチウムイオン電池』を開発したと発表しました。「水系?」ってなんだろうと思いますが(ラーメンの家系みたい)、その名の通り電解液の溶媒に水=水溶性電解液を使用したリチウムイオン電池。


従来のリチウムイオン電池は電解液に可燃性のある有機電解液を使用していて、充電管理(過充電)や電池の温度管理が不十分だと発熱、発火、爆発の危険性がありますが、今回の『水系リチウムイオン電池』では水溶性電解液(不燃性)を使用し安全性を高めたのが特徴。


『水系リチウムイオン電池』はこれまでにあった技術で、欠点は充電回数が200回程度と少なく氷点下では作動しない等ありましたが、今回の東芝が開発した『水系リチウムイオン電池』は
  • 長寿命性能(充電回数2,000回以上)
  • 低温(‐30℃)での放充電性能
という点で世界初のようです。


記憶に新しいのはスマートフォンで発火、爆発事故が相次ぎ起こり世界中のユーザーに使用中止を求めたGalaxy note 7の大規模リコール問題、そして最近ではLG化学(韓国)やサムスンSDI製造のリチウムイオンバッテリを搭載したハイブリット車や電気自動車の火災が相次ぎ(原因は現在調査中)、リコール問題になっています。


原因がバッテリーによる車両火災であれば、今後『水系リチウムイオン電池』に置き換えることで安全性が増すのではないかと…。


ただ今回、東芝の開発した『水系リチウムイオン電池』は主に太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギーをためる蓄電池としての用途を見込んでいて、スマホや電気自動車の利用はまだ先のようですね。


こういったニュースが発表されると、まだまだ日本の未来は明るいのかなと思いますが結局、量産化や価格競争で海外勢に負けてしまうのが今の日本です。


悲しい…。

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