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2021/06/05

【スリランカ】コンテナ船出火で海洋汚染の恐れ「サーフポイントへの影響は?」


さあ、どうも! こんにちは!! Traife365の『ズーカー』です。


スリランカ沖でのコンテナ船出火で海洋汚染の恐れ! 「サーフポイント、そしてウミガメへの影響は?」


スリランカ・海岸沿い


5月20日、シンガポール船籍のコンテナ船『エクスプレス・パール』がインドからスリランカ最大の港湾・コロンボ港へ向けて航海中にコロンボ港近くの海域で出火し、火災発生から2週間近くたった6月1日に鎮火されましたが、コロンボの北に位置するネゴンボの海岸ではすでに石油や船の残骸が流れ着き、大規模な回収作業が行われているようです。


シンガポール船籍のコンテナ船『エクスプレス・パール』には
  • 主に硝酸(肥料や爆発物製造に使われる)
  • この他に薬品や化粧品
が積まれていて、硝酸は強酸性の液体で腐食性があり、金属を溶かし有機物(木、紙、布など)と反応して発火する可能性のある化学物質。このような危険性がある硝酸が5月11日には船内で漏れていることに気づいていたようです。


ちなみに硝酸は日本で危険物や医薬用外劇物に指定されています。


また硝酸いえば2020年8月にレバノン・ベイルート港で発生した爆発事故。この原因はレバノン政府によって没収され、保管されていた硝酸アンモニウムが爆発したとみられています。硝酸アンモニウムは白い固体の結晶で、硝酸と同じく肥料や爆発物製造に使われるようです。この爆発で現在レバノンに逃亡中の日産元会長カルロス・ゴーン被告の自宅が損傷。


「やはり硝酸という名の付く化学物質は危ねえってことですね!」


もう一つの懸念はコンテナ船の燃料タンク内にある重油と軽油で、これらが流出するとさらなる大惨事となります。スリランカの南部沿岸沿いはウミガメの生息地としても有名、そして西側沿岸、南部、東側沿岸には多数サーフポイントがあり、今後これらに影響するのか? スリランカ好きのズーカーとしてはとても気になります。


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