さあ、どーもこんにちは! Traife365『ズーカー』です。
「地域密着型のMNVO(格安SIM)ってメッチャ気になるぅ~!」
群馬県高崎市にある合同会社Smile Design Labが8月2日より地域密着型MVNOとして『gunma mobile』のサービス提供を開始するというニュース。
「群馬モバイルぅ?」
これまでのMVNO(格安SIM)との違いを強調する『gunma mobile』。地域密着型とは一体何が違うのか? 公式Webサイトを見ると「格安SIM業界の常識を打ち破る5つの当たり前」と謳っているので、ますます気になります。
今回はその辺を詳しく見ていきたいと思います。
帯域確保型通信サービスの『gunma mobile』
これまでのMVNOと大きく違うのが『帯域確保型』サービス。ISPや大手キャリア、MVNOの個人向け通信サービスの多くは『ベストエフォート型』で提供しています。
ベストエフォート型とは「最大限の努力をする」というサービス。
通信速度の保証はなく可能な限り最大限努力するサービス。例えば下り最大1Gbpsと公表していても理論上の最大速度であり、実際の通信速度はこれより遅く通信速度の保証がありません。回線の混み具合に左右されるため快適な時間帯もあれば、混雑時間帯で通信速度が大幅に落ちることがあります。
その点『gunma mobile』は帯域確保型サービスということでこれまでのMVNOとは大きく違います。
はて? 帯域確保型サービスって?
通信サービスの違いは? 『帯域確保型サービス』
通信サービスには大きく分けると
- 帯域保証型(ギャランティー型)
- 帯域確保型やバースト型
- ベストエフォート型
があります。
1の『帯域保証型』では契約時に約束された通信速度を『保証する』サービスで法人向けに多くありベストエフォート型に比べ費用は高め。
『帯域確保型』や『バースト型』は、1や3の中間的なサービス。
2の『帯域確保型』では契約時に指定された通信速度を提供するサービスで、指定された通信速度を下回る場合にサービス提供者が設備増強してなくべく指定された通信速度に近づけるサービス。(指定された通信速度は保証されません)
2のもう一つ『バースト型』は利用できる帯域の一部を占有(帯域確保)し、最低限の通信速度を担保するサービスで、確保した帯域を超えるトラフィックが発生した場合にベストエフォート帯域で不足を軽減します。
『gunma mobile』は混雑時間帯の速度低下を解消するために帯域確保型サービスの採用で24時間快適な通信速度でインターネットが利用できるようです。ただ快適の前提となる通信速度が明らかでないので要注意。テキストベースで快適なのか動画視聴で快適なのかわかりません。
気になるプランはベストエフォート型サービスよりも割高な10GB=3,500円と50GB=5,500円ということで混雑時間帯の大幅な速度低下はしっかり対応してくれそうです。とはいえ『帯域確保型』は通信速度の保証はないのでベストエフォート型よりは速度低下についてしっかり対応するといった感じでしょうか?
また地域密着型ということで「デジタル格差を少しでも解消できるよう地域に住まう方々により良いサービスを展開する」と謳っていますが、公式Webサイトを見る限り具体的なサービスや方針が見えてきません。現時点ではサービス開始前なので何とも言えませんが、しっかり目標とする通信速度は公表して欲しいですね。
『gunma mobile』は楽天モバイルのように携帯業界に新たな変革を起こすのか? 要注目です!
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