※2023年8月27日に公開した記事を再編集し、2025年3月8日に再度公開しました。
さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
「旅行需要の急回復で空港トラブルも増加?」
新型コロナウイルスの感染拡大により大打撃を受けた旅行業界ですが、2023年は旅行需要の急回復により日本の観光地では賑わいを取り戻しています。
特に空港では混雑やシステムトラブル、地上業務の人手不足など問題も発生。
そんな中でちょっと気になるニュースが1つ。
航空会社からまさかの搭乗拒否!
ある日本人カップルが海外旅行でバリ島へ出発しようとしたところ、羽田空港のチェックインカウンターで搭乗拒否されたというニュース。
理由はなんと『パスポート残存有効期間の不足』。
このパスポート残存有効期間とは有効期間満了日までに残っている日数のこと。
各国では入国の際に必要なパスポート残存有効期間を定めており、多くの国では入国時に3ヵ月以上や6ヵ月以上、中には帰国時までパスポートが有効期間内であればOKの国もあるなど対応は様々です。
ちなみにバリ島があるインドネシアでは入国の際のパスポート残存有効期間は6ヵ月以上が必要です。
今回のケースは事前にパスポートの確認を忘れていたか、そもそも残存有効期間を知らなかった為に起こるトラブル。
航空会社は旅客が渡航先で入国拒否されたら自国や第三国へ送り返す義務があるので、搭乗前のパスポート確認で残存有効期間不足が発覚したら搭乗拒否するのは当然の対応。
ただし渡航先の必要とするパスポート残存有効期間を満たしていたとしてもギリギリだと入国や出国ができない場合もあるようなので、ご自身のパスポート残存有効期間が1年未満の場合は早めのパスポート更新がベスト。
「外務省も早めの更新を勧めています!」
海外旅行ではパスポート残存有効期間の他に
・査証(ビザ)の必要有無
・未使用査証欄の必要ページ
・旅行者の免税範囲
・入国時の持ち込み制限
・法律や習慣
なども重要。
特に日本のパスポートは査証(ビザ)なしで渡航できる国が多いですが、各国の入国条件は度々変更されることがあるので出発前にあたふたしないよう渡航先の最新情報は必ず確認しておきたいところ。
また査証(ビザ)不要でも米国、カナダ、オーストラリアでは事前の渡航認証を義務付けられているのでこちらも注意が必要です。
こんな時に役立つのが外務省の渡航情報!
外務省では海外へ渡航・滞在する方(旅行、ビジネス、留学、生活)向けに
1.海外安全ホームページ
2.たびレジ
3.海外安全アプリ
で様々な情報を公開しています。
『海外安全ホームページ』では現地の安全情報や渡航・滞在に役立つ情報が満載で、ここで情報収集するのが一番。
中でも海外旅行でのトラブル回避マニュアル
海外安全 虎の巻(PDF)では旅の安全に関する基礎知識や様々なケースのトラブル対策がまとめられていて、今回のパスポート残存有効期間についての注意喚起もしっかりされています。
『たびレジ』では利用者登録をすることで渡航先の安全情報や旅行中の最新情報をメールやLINEで受信でき、事件・事故・テロ・自然災害といった緊急事態が発生した場合に安否確認や必要な支援を受けることができるというもの。
渡航予定のある方は
・渡航国、地域
・渡航期間
・名前、電話番号、メールアドレス
などの情報を登録することで利用することができます。
また渡航予定のない方でも
・情報を希望する国、地域
・メールアドレス、またはLINE
などを登録することで最新情報を受信することができます。
『海外安全アプリ』では希望する国、地域をお気に入り登録することで最新情報をプッシュ通知で確認でき、旅行中の緊急時には各国、地域の緊急連絡先も素早く確認できる優れもの。
またGPS機能を利用することで現在地および周辺国、地域の安全情報も確認することもできます。
とはいえ旅行にトラブルは付き物!
これまでの海外旅行では事前に渡航先の情報を確認してきたものの、現地では多くのトラブルや失敗を経験してきたズーカー。
しかし何も準備せず渡航した場合はもっと悲惨な状況になっていたかと思うと、やはり事前の情報収集はとても重要。
そこで外務省の『海外安全ホームページ』『たびレジ』『海外安全アプリ』で渡航先の最新情報をしっかり確認し、安心安全の楽しい旅行にしたいところ。
今回ニュースとなったカップルはパスポートの残存有効期間不足で旅行代金60万円が水の泡となってしまったそう。
失敗から多くのことを学ぶといいますが、それにしても60万円の勉強代は高いかな?
しかし時が経てば、きっと2人の素敵な思い出となるはず。次は抜かりない準備で旅行を楽しんでほしいですね!
それでは素敵な海外旅行にいってらっしゃいませ!
関連ブログ→
【マレーシア】屋外に設置された灰皿で煙草を吸ったら取り締まり