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2019/02/24

HondaJet 2年連続の実績


全米航空機製造者協会が2018年出荷数を発表
小型ジェット機部門で『HondaJet』が首位(2年連続)。2年連続はすごいですね。出荷数は首位の『HondaJet』が37機、2位の米セスナ『CITATION M2』が34機で差は僅かですが、年間でこの出荷数だと小型ジェットの世界ではとても大きいものだと思います。

自動車での信頼性が航空機でも生かされたのでしょうか?


2機を比べてみると
ホンダエアクラフトカンパニー
HondaJet Elite(ホンダジェット エリート)
航続距離 2661㎞(1437nm)
最大巡航速度 782km/h(422ktas) 
7人乗り
機体 全高4.54m、全長12.99m、翼幅12.12m
客室 全高1.47m、全長5.43m、全幅1.52m

セスナ
CITATION M2(サイテーションM2)
航続距離 2871㎞(1550nm)
最大巡航速度748㎞(404ktas)
7人乗り
機体 全高4.24m、全長12.98m、翼幅14.40m
客室 全高1.45m、全長3.35m、全幅1.47m


スペックはほぼ同じ
『HondaJet』のセールスポイントは主翼上面のエンジン配置で燃費の向上と室内空間の静粛性。エンジンが胴体ではなく主翼の上にあるので『HondaJet』とすぐにわかるデザインですね。またエンジンのメンテナンス性、耐久性も良く、メーカ指定の分解整備を行うまでの期間が長いので(整備回数が減る)コスト削減にも繋がるようです。

室内はとてもスッキリとしたデザインでとても魅力的ですが個人的にはセスナの『CITATION M2』の方がカッコいいです。自動車でも欧州メーカーやアメリカメーカーの室内デザインの方が、色の組み合わせや質感などで優れていると思います。日本では派手さより控えめなデザインを好むのでしょうか?


実はアメリカ製
『HondaJet』は日本の小型ジェット機と思いきや実際はホンダの子会社で、アメリカ・ノースカロライナ州に本社があるホンダエアクラフト・カンパニーで製造。ジェットエンジンは、子会社のホンダエアロとゼネラル・エレクトニック(GE)航空エンジン製造部門のGEアビエーションとの合弁会社『GE・ホンダエアロエンジンLLC』という会社で製造。

簡単に言えば、ほぼ「Made in USA」。

確かに需要はアメリカにあり、産業としてもアメリカの方が環境は整ってます。今後実績を重ね日本で開発・製造し、発展してほしい。


最近話題にあがらなくなった三菱リージョナルジェット(MRJ)
度重なるトラブルで機体引き渡しが延期し債務超過となりキャンセルまで発生。現在債務超過は解消されたようですが、この間にもライバル社が新型開発を着々と進め、MRJのセールスポイントである静粛性と燃費性能の優位性は薄れていってしまうのではないかと…。

航空機開発では「トラブルはつきもの」のようですが、三菱リージョナルジェット(MRJ)もなんとかがんばってほしい。

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