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2024/11/15

【VAIO】家電量販大手ノジマの傘下で再出発「VAIO Phone復活に期待!」

さあ、ど~もこんにちは!  Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。

「家電量販大手がパソコンメーカーを買収だと?」

首都圏を中心に家電量販店を展開し、ヤマダ電機のような大型店舗ではなくショッピングモールやスーパーなどのテナントに入る中小規模店舗がメインの地域密着型でメーカー派遣の販売スタッフのいないことが特徴のノジマ。

「店舗のわちゃわちゃ感がなく好評価!」

販売スタッフからの声掛けも少なく、わからないことがあれば丁寧かつキメ細かい接客でとても買い物がしやすい雰囲気です。そんな家電量販大手ノジマが2024年11月11日にパソコンメーカーVAIOの発行済み株式約93%を取得し、子会社化することを発表しました。

「買収額は112億円とのこと!」

VAIOは1996年にSONYのパソコン事業としてスタートとしましたが、業績低迷を受けて2014年7月に日本産業パートナーズに売却。その後は法人向けを中心に成長を続けていましたが、今回の買収でノジマ傘下となります。

VAIO株式会社
主要株主(2025年1月6日以降)
 ・株式会社ノジマ93%
 ・ソニーグループ株式会社4.7%
 ・VAIO株式会社経営陣持株会2.3%

「う〜ん、ノジマのVAIO…」


 他のパソコンメーカーは?
かつて日本には日立、東芝、富士通、NEC、SONY、オンキヨーといった数多くのパソコンメーカーがありましたが、事業売却や撤退で現在はVAIOやPanasonic、エプソンといった数社のみ。

 ・東芝DynaBook→
    シャープ(台湾・鳴海グループ)の完全子会社

 ・富士通FMV→
    中国レノボグループ
    (レノボ51%、富士通44%、日本政策投資銀行5%)

 ・NEC LAVIE→
    中国レノボグループ
    (レノボ66.6%、NEC33.4%)

DynaBook・FMV・LAVIEは現在も販売されているので国産ブランドだと勘違いしてしまいますが、実際の資本は中国や台湾企業の傘下。またスマホ事業も売却や撤退が続き、国内メーカーとして残るのはSONYと京セラ法人向け事業のみ。

 ・京セラ(DIGNO・GRATINAなど)→
    個人向け事業の撤退(法人向け事業は継続 )

 ・富士通arrows→
    経営破綻後に中国レノボグループが事業継承

 ・シャープAQUOS→
    台湾・鳴海グループの完全子会社

こちらもarrows・AQUOSブランドとして現在も販売されていますが、実際の資本は中国や台湾企業の傘下。このようにパソコンもスマホも競争が激しく、今回の買収でノジマVAIOとして戦っていけるのか注目です。


 VAIO Phone復活に期待!
業績は好調なだけにパソコン事業以外に進出するのは危険ですが、個人的にはVAIO Phone復活に期待です。過去に3機種を発売しましたが、どれも中途半端で失敗に終わってしまったのでノジマVAIOとしてリベンジしてほしいところ。

というのも最近のスマホは性能が飛躍的に向上し、いずれはビジネスシーンでもノートPCやデスクトップPCはスマホに置き換えられ、必要な場合だけドッキングステーションに接続して一時的にスマホをパソコンのように使うスタイルが来るはず。

そのためにもスマホ事業復活は意味があると思います。

ただしローエンドモデルのような中途半端な性能だと失敗するのでハイエンドモデル一択なら事業として何とかなるかと勝手に予想しています。現段階では経営陣や従業員、社名などの変更はなく、今後ノジマがどれだけVAIOの経営に関与するのか注目です。

「ノジマVAIOで世界のVAIOへ!」

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