5月21日にスリランカの最大都市コロンボでラマダン(イスラム教の断食月)期間中に現金を配布している実業家の所有する倉庫前に1000人近くの市民が列をなし、開門と同時に人々が殺到し列の先頭にいた女性3名が押しつぶされ亡くなるというニュース。
この実業家の男性は以前から現金配布を行っていて、今年は例年より多くの市民が集まったようです。そして警察の発表では実業家の男性と他5名を外出禁止令違反で拘束。
外出禁止令で深刻な経済状況
スリランカでは3月18日に一部の地域に外出禁止令が発令され、対象地域を拡大し3月20日にスリランカ全土で発令されました。この2か月近くの外出禁止令によりスリランカ経済は深刻な状況で、5月11日に緩和され公的機関や民間の活動は再開されましたが、一部地域では市民の外出禁止が継続していて市民の生活は新型コロナウイルス影響前まで戻っていないようです。
日本でも間もなく東京、神奈川、埼玉、千葉、北海道で緊急事態宣言が解除されようとしていますが、厚生労働省がハローワークを通じて調査したところ1月末から5月21日までで新型コロナウイルスによる勤務先の経営悪化で『解雇』『雇い止め』(見込みも含む)で約1万人に上ったことがわかりました。(この見込みとは在職中の就活者のことでしょうか?)
月毎の数をみると
- 3月 835人
- 4月 2654人
- 5月 7064人
と急増していて、今後さらなる離職者が出るかもしれません。緊急事態宣言により一先ず感染爆発は防げましたが、次の脅威は『倒産爆発』『解雇爆発』で一難去ってまた一難。
今後どうなってしまうのでしょうか? 日本経済、そして世界経済…
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