理化学研究所のスーパーコンピューター『京』の後継として2014年に開発がスタートした『富岳』。
ちなみに、富岳とは日本を象徴する富士山の別名。
そのスーパーコンピューター『富岳』が6月の性能ランキング4冠に続き、11月の性能ランキングでも4部門で世界一となり、2期連続の4冠は世界初というニュース。
このうちTOP500と呼ばれる計算速度を競う部門では2位をぶっちぎりで引き離す性能で1位を獲得。
旧民主党政権時代の事業仕分けで蓮舫議員が
- 「世界一になる理由はなんでしょうか?」
- 「2位じゃダメなんでしょうか?」
という発言がありましたが、スーパーコンピューターは科学、医療、産業、環境などあらゆる分野に直結する必須ツール。
- 「2位じゃダメなんでしょうか」
- 「ダメです。ぶっちぎりで1位でないと…」
これが答えだと思います。
最近ではあらゆる分野で海外勢(特に中国、台湾、韓国)に追い越されていますが、このニュースで日本の将来はまだ希望があるのかと…。
キーワードは『ARMアーキテクチャ』
このスーパーコンピューター『富岳』には富士通が開発したCPU『A64FX』が搭載されていてARM(英)との共同開発(ARMアーキテクチャ採用)。そしてTOP500と呼ばれる計算速度を競う部門では2位をぶっちぎりで引き離す性能。
時を同じくして発表されたAPPLEのCPU『M1』。APPLEがARMアーキテクチャを採用した独自開発のCPUで新型MacBookに搭載され、前モデルのIntel(X64アーキテクチャ採用)CPUを搭載したMacBookをぶっちぎりで引き離す性能。(発売されたばかりなので今後問題がでるかもしれませんが)
Appleも富士通も共通点は『ARMアーキテクチャ』。次世代CPUとして『ARMアーキテクチャ』がトレンドとなるのか?
だとしたらIntel、AMDは真っ青かもしれませんね…。
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