【新型肺炎】厚生労働省のデータから考える
見えない敵に対する不安 先日、東京都知事の緊急会見で”ロックダウン(都市封鎖)” や ”オーバーシュート(感染爆発)”、”パンデミック(世界的大流行)”、”クラスター(感染者集団)”などのカタカナ連発で危機感が全く伝わらないし、逆に余計な不安が増してしまう会見に感じてしまいました。正しく危機感が伝わらないと安易な行動で感染者が激増してしまいますし、余計な不安が増すとスーパーなどで食料品やマスク買い占めなどの混乱が生じてしまいます。正しく伝える難しさなのでしょうか? ちなみに英語圏で”オーバーシュート”を感染爆発の意味で使っても理解されないかもしれないようです。(医療の専門用語ではないのでしょうか?) そんな見えない敵に不安を抱いても仕方ないので、データで考えてみます。 データから見えない敵を知る データは厚生労働省の報道発表資料から国内事例を参照します。(クルーズ船事例、空港検疫、チャーター便帰国者事例は除く) このデータから少しでも不安が晴れれば…。さあ見ていきます。 1.厚生労働省が発表した3月29日12:00の時点までの国内発生状況 PCR検査実施人数 26,401名 国内感染者数 1,647名 参考までに『Our World in Data』で世界各国のPCR検査実施件数(3月20日グリニッジ標準時18:00)を調べると韓国約31万件、ドイツ約16万件、アメリカ10万件、イギリス約6.4万件、フランス3.6万件。 実施人数だけを見ると日本は確かに少ない。ただし検査を多く実施すれば良いわけではなく、これにより医療崩壊を招く恐れやPCR検査結果のバラつきもあるようなので、日本では医師が必要と判断した場合のみ実施しているようです。このあたりは各国対応が違いますね。 2.国内感染者1,647名の内訳 有症状者:1,352名 無症状者:162名 症状有無確認中:133名 このデータはPCR検査時の【症状あり】【症状なし】の人数で症状有無確認中133名を除くとPCR検査時では約1割の方が無症状というわけですね。つまり本人が感染していることに気づいていないので周りに多くの無症状感染者がいるかもしれませんし、自分自身が感染している可能性もあるので各々が考える必要があります。 3.国内感染者1,647名の入退院...