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2020/03/31

【新型肺炎】厚生労働省のデータから考える


見えない敵に対する不安
先日、東京都知事の緊急会見で”ロックダウン(都市封鎖)” や ”オーバーシュート(感染爆発)”、”パンデミック(世界的大流行)”、”クラスター(感染者集団)”などのカタカナ連発で危機感が全く伝わらないし、逆に余計な不安が増してしまう会見に感じてしまいました。正しく危機感が伝わらないと安易な行動で感染者が激増してしまいますし、余計な不安が増すとスーパーなどで食料品やマスク買い占めなどの混乱が生じてしまいます。正しく伝える難しさなのでしょうか?

ちなみに英語圏で”オーバーシュート”を感染爆発の意味で使っても理解されないかもしれないようです。(医療の専門用語ではないのでしょうか?)

そんな見えない敵に不安を抱いても仕方ないので、データで考えてみます。



データから見えない敵を知る
データは厚生労働省の報道発表資料から国内事例を参照します。(クルーズ船事例、空港検疫、チャーター便帰国者事例は除く)

このデータから少しでも不安が晴れれば…。さあ見ていきます。


1.厚生労働省が発表した3月29日12:00の時点までの国内発生状況
  • PCR検査実施人数 26,401名
  • 国内感染者数 1,647名
参考までに『Our World in Data』で世界各国のPCR検査実施件数(3月20日グリニッジ標準時18:00)を調べると韓国約31万件、ドイツ約16万件、アメリカ10万件、イギリス約6.4万件、フランス3.6万件。

実施人数だけを見ると日本は確かに少ない。ただし検査を多く実施すれば良いわけではなく、これにより医療崩壊を招く恐れやPCR検査結果のバラつきもあるようなので、日本では医師が必要と判断した場合のみ実施しているようです。このあたりは各国対応が違いますね。

2.国内感染者1,647名の内訳
  • 有症状者:1,352名
  • 無症状者:162名
  • 症状有無確認中:133名
このデータはPCR検査時の【症状あり】【症状なし】の人数で症状有無確認中133名を除くとPCR検査時では約1割の方が無症状というわけですね。つまり本人が感染していることに気づいていないので周りに多くの無症状感染者がいるかもしれませんし、自分自身が感染している可能性もあるので各々が考える必要があります。

3.国内感染者1,647名の入退院の状況
  • 入院治療を要する者:1,187名
  • 退院した者:408名
  • 死亡者:52名
新型肺炎により日本では52名の方がお亡くなりになりました。国内感染者が日々増えている中で408名が退院し回復していることも重要な数字です。こうした数字もきちんと報道していただかないと不安感が増します。また退院された方の中にも再発や再燃(いったん治まった症状が再び悪化する)など今後の経過を見る必要があります。

4.入院治療を要する者1187名の内訳
  • 軽~中等症の者:659名
    (無症状者含む)
  • 重症者:59名
    (人工呼吸器または集中治療室に入院している者)
  • 確認中:323名
  • 入院待機中:13名
  • 症状有無確認中:133名
確認できている重症者59名だけでみると全体(入院を要する者1187名)の約5%。この約5%が何か判断の目安にはなりませんが、客観的に全体をみるという意味では大事かも…。



ということで、これらをまとめると現時点では
  • PCR検査実施人数は各国に比べると少ない
  • PCR検査時では約1割の方が無症状
  • 国内感染者1,647名のうち408名が退院し回復している
  • 入院を要する者1187名のうち約5%が重症(確認できている重症者59名)
何度も言いますがこの数字が何かの判断材料にはなりませんが、今日本で起きている事を見る点では重要だと思います。少しは見えない敵が見えてきたかも…。あとは厚生労働省のホームページにも書いてある”3つの密”を避けましょう。
  • 喚起の悪い密閉空間
  • 多数が集まる密集場所
  • 間近で会話や発生をする密接場面
これに十分な手洗いと睡眠でさらに感染防止になるかと…。あとはこれらを毎日徹底的に続けることです。

こういう事って毎日続けることが大変なんですよね。筋トレも勉強も…



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