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2020/10/25

航空業界の人員削減が本格化? ANAの対応は?


当初ゴタゴタやトラブルで不発に終わると思われたGO TO キャンペーン。

飲食業界や旅行業界(国内)は本格的な回復とまではいかないものの、なかなかの盛況のようです。これが緊急事態宣言による急激に悪化した経済の回復のきっかけになれば良いのですが、これから寒さが厳しくなり新型コロナウイルス流行拡大が懸念され、先行きは不透明。


そのような状況の中、ANA(全日空)では

”トヨタ自動車など数社に社員出向の受け入れを要請し一時的な人員削減の他に採用中止や定年退職により2022年度までにグループ全体で約3500人の社員数を削減する方針”

というニュース。

ANA人員削減
厳しい経営状況のANA

ANAは社員の出向、採用の凍結という対応で「雇用は維持する」という姿勢は見られますが今後の状況によっては大規模リストラの可能性も考えられます。


他の航空会社(日本国内)の状況をみると

ユナイテッド航空
10月1日付で成田ベース(客室乗務員拠点)の閉鎖。日本人スタッフ155名が解雇の恐れ

エアアジアジャパン(LCC)
12月5日付で日本路線撤退。社員約270名を段階的に解雇。

ジェットスタージャパン(LCC)
パイロット、客室乗務員約600名を対象に希望退職の募集、長期無給休暇の提案

という状況で日本国内ではまだ大規模な人員削減は行われていませんが、海外ではすでに破綻した航空会社や大規模リストラが行われた航空会社があり、この状況が続けば日本の航空会社も…。


その一方でJAL(日本航空)の子会社であるジップエア(LCC)は今後の路線拡大に向け客室乗務員を新たに100名採用する対応。経営破綻から約10年でコロナ禍でも比較的ダメージが少ないといわれていますが、現在の航空業界とは真逆の対応の攻めの姿勢(苦しい状況だと思いますが)。

この判断が吉と出るか凶と出るか、JALグループの今後に注目です。


明日は我が身といいますが、ズーカーも今後どうなってしまうのか不安です(航空業界の仕事ではありませんが)。

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