三菱重工業が国産初のジェット旅客機事業を凍結
三菱重工業の子会社である三菱航空機会社が設計・開発をする『三菱スペースジェット』事業を凍結するというニュース。
「え? マジか?」
国産初のジェット旅客機事業といえば、日本にとって、旅行好きにとって、航空ファンにとって夢とロマンが詰まった事業。ズーカーも航空会社に納入されたら乗ってみたかった旅客機。
しかし度重なる設計変更で6回もの納入延期の間に世界中で新型コロナウイルスによる感染拡大で航空需要が激減(壊滅状態)し、すっかりチャンスを逃し国産初のジェット旅客機事業は凍結という悲しい結末。
ただし三菱重工業は「同社や子会社の三菱航空機が発表したものではない」、「開発の凍結を決定した事実はありません」とコメント。
今後については10月30日の四半期決算とあわせて時期事業計画を発表するようです。この時期事業計画でどのような方向に進むのか注目です。
旅客機事業の難しさ
この国産初のジェット旅客機事業は国の支援も受ける官民プロジェクトとしてこれまでに1兆円が投じられということで、旅客機の開発・製造の難しさがわかります。
『三菱スペースジェット』より一足早く完成させた本田技研工業子会社のホンダエアクラフトカンパニーの小型ビジネスジェット『ホンダジェット』。プロジェクト開始から30年以上かけてようやく完成し、今では小型ビジネスジェットで三年連続首位であっても事業の黒字化は難しいようです。
もし『三菱スペースジェット』が計画通りに完成し事業拡大していたら今頃もっとダメージが大きくなっていたのかもしれません。
だれも現在のコロナ禍を予想できた人はいませんし…。
ビジネスも人生も計画通りにはいきませんね。もしかしたら未来のことがわからないからこそ、全てのことに楽しみというものがあるのかも…。 なんつって(笑)
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