さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
「借りた金なら返せん!」
手つかずの大自然に伝統ある寺院と世界遺産、そして美味しいカレーと紅茶など魅力満載のスリランカ。2018年(だったかな?)の旅行を最後にご無沙汰していて、2019年にはスリランカ最大都市コロンボを始めとした国内8ヵ所で連続的な爆弾テロ事件が発生、2020年には世界中に新型コロナウイルス感染症が広がり、いつも気にかけていたズーカー。
しかし2022年には更なる危機が訪れます。
これまで海外から巨額融資を受け空港や港湾、高速道路などのインフラ開発を加速させてきたスリランカ。しかし採算度外視のインフラ開発は赤字続きで返済に行き詰まり、そこへ新型コロナウイルス感染拡大の影響で主要産業である観光業を直撃。
また農業政策により全農産物を有機栽培にシフトした結果、生産量が急激に低下し、特にスリランカで生産される90%近くが海外に輸出される紅茶産業は大打撃。外貨獲得の主要産業である観光業、紅茶栽培が共に低迷し、外貨不足に陥ります。
そこへロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格急騰が加わり、輸入に頼る石油製品や食料品、日用品は品不足になり、これらも価格が高騰。
巨額融資の返済、新型コロナウイルス感染拡大による観光業直撃、農業政策失敗の三重苦で2022年4月にスリランカ中央銀行は対外債務返済の一時停止を表明。4月18日期限のドル建て債の利払いを支払い猶予期間である5月18日までにせず、ついにスリランカは債務不履行(デフォルト)に陥りました。
こうした経済状況の悪化で1ヵ月以上の抗議デモが続き、4月と5月には非常事態宣言が出されるほど。
「新型コロナ感染拡大が理由じゃなくてね…」
この経済危機の混乱で新首相の就任や国際通貨基金(IMF)の支援の下で財政建て直しを図るようですが、その中には国営のスリランカ航空売却の話まであるようです。初めて訪れた時に利用したスリランカ航空には思い入れがあり、決まった話ではありませんが少し残念。
「しかし、これが現実…」
そして極めつけはウクライナ侵攻で世界各国の経済制裁が続くロシアから原油を輸入するというニュース。このニュースからスリランカではかなり深刻な状況だということが伺えます。
「どうなっちまうんかね?」
前回のブログ→
【金曜カレー】マイカリー食堂の煮込みダブルビーフカレー
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