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2018/12/03

カルロス・ゴーン逮捕 日産自動車の今後が不安です


11月19日に日産自動車(当時)のカルロス・ゴーン会長が逮捕されてから2週間近くが経ちました。
  • 日産の取締役会で会長職を解任
  • 傘下の三菱自動車の取締役会でも会長職を解任
  • 仏ルノーは会長職留任


ここで3社の関係性をまとめてみます。

仏ルノー 筆頭株主
仏政府15%出資(議決権約28%) 
日産自動車15%出資(議決権なし)

日産自動車 筆頭株主
ルノー43.4%(議決権あり)

三菱自動車 筆頭株主 
・日産34%  
三菱グループ3社約11%

日産は仏ルノーに出資はしていますが仏の法律でルノーに対する議決権はないようです。


ルノー日産のパワーバランスでは
1.仏ルノー >  2.日産自動車 > 3.三菱自動車

各社、時価総額では
1.日産自動車 > 2. 仏ルノー > 3.三菱自動車

このいびつな関係の仏ルノー・日産・三菱連合の2017年世界販売台数は第2位。そしてこの3社の会長でもあったカルロス・ゴーン氏。彼の逮捕によってこの3社の関係がどうなるのか?が注目されています。仏政府はルノーに出資をしているので今後の3社に介入、日本政府の立場は政府が介入するべきではないという態度。とはいえ日産の技術は日本にとっても重要なものなのでこれ以上の仏ルノーの影響力の拡大は避けたいところ。

そしていつの間にか日本 VS フランス のような話になっているのでどうなってしまうのか?個人的には日産が仏ルノーに飲み込まれてしまうより、日産が出資を増やし対等な関係性になった方がいいのではないかと。もちろん単体では生き残れない厳しい世界です。

この先の行方が気になります。



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