さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
「利用者としてはちょっと気になるニュース…」
今月20日に日本の宿泊施設オーナーらが宿泊代金の未払いでブッキングドットコム本社と日本法人に対し損害賠償を求める訴えを起こしたというニュース。
「宿泊代金未払い? ブッキングドットコムとは一体…」
ブッキングドットコムはオランダ・アムステルダムに本社を置くオンライン旅行会社で実店舗を持たずインターネット上で旅行予約を行う業態(OTA=Online Travel Agent)。若い世代や訪日外国人観光客の利用率が高く、市場規模も右肩上がりで宿泊施設側も集客アップのためにオンライン旅行会社(OTA=Online Travel Agent)の活用が増えてきているようです。
その仕組はというとブッキングドットコムと契約した宿泊施設はブッキングドットコム運営の宿泊予約サイトに登録して集客し、サイト利用者は24時間予約可能で様々な宿泊施設の中から条件に合った検索や比較ができます。ブッキングドットコムは予約したサイト利用者から前払いした宿泊代金を受け取り、そこから手数料を引いた金額を宿泊施設に入金する流れ。
今回の問題はブッキングドットコムが宿泊施設への入金遅れが発生し、未払い状態が続いている点。
というのもブッキングドットコムでは今年7月にシステム更新を実施していて、この頃から入金の遅れが発生し、中には3ヵ月連続入金遅れの宿泊施設もあるようです。この件についてブッキングドットコムではシステム更新による不具合が原因と説明しています。
そこで全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会が約15,000軒の組合員施設を対象にアンケート調査を行なったところ846軒の回答があり、ブッキングドットコムの入金遅れが
・ある 194軒(22.9%)
・ない 446軒(52.7%)
・契約していない 217軒(25.7%)
という結果なので、どうやら資金繰り悪化が原因ではなくシステム更新による不具合は本当だと思われます。しかし宿泊施設側からすれば1回の入金遅れでも死活問題なのでブッキングドットコムには誠意ある対応をしてほしいところ。
ちなみにズーカーもこれまでのサーフトリップでアゴダという宿泊予約サイトを利用してきましたが、ブッキングドットコムもアゴダもグループ会社でブッキングホールディングスの子会社。
ブッキングホールディングス主要子会社
・ブッキングドットコム
・アゴダ
・レンタカーズドットコム
・オープンテーブル
・KAYAK
アゴダ(agoda)はシンガポールに本社を置くオンライン旅行会社(OTA)で主にアジア地域に強く、日本にも進出しています。今回のブッキングドットコムのシステム更新による不具合はアゴダでも起こりそうですが、今のところそういったニュースはなし。
現状では宿泊者に影響はないようですが、今後話がこじれて予約したにも関わらず当日になって宿泊拒否といったことにならないよう願うばかり。
「しっかりしてくれよ! ブッキングドットコム」
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