さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
今回は茨城県小美玉市にある茨城空港にやってきました。
2010年3月の開港時はアシアナ航空1路線のみで年間利用客は20万人程と少なく、税金の無駄遣いと批判されていた茨城空港。
「ひっ、酷い…」
しかし茨城県の身近な空港として徐々に浸透し、定期便やチャーター便も増えて年間利用客は右肩上がり。また2020年には愛称を東京北空港にする案が浮上して世間をザワつかせるなど、全国にも広く知れ渡るようになりました。
「競争力も存在感も急上昇!」
そんな注目度No.1の茨城空港で飛行機には乗らず空港施設を楽しむだけの空港トリップをしてきました。
「実は観光スポットとしても大人気の茨城空港!」
過去に車で行ったことはありましたが、この日は公共交通機関を利用して空港に到着。
空港行きの路線バスはJR常磐線・石岡駅から出ています。
・運行会社 関東鉄道
・片道料金[現金・IC] 大人680円 小人340円
・所要時間 約35分
・上下線共に概ね1時間に1本
車内では2枚綴り回数券を1,000円で販売(現金のみ)しているので往復利用ならちょっぴりお得。
この路線は石岡駅から途中までバス専用道(廃線した鹿島鉄道の跡地)を走行するので、渋滞に巻き込まれて飛行機に乗り遅れるといった心配はなさそうです。
たたし空港から石岡駅行きでは大きなキャリーバッグを持った観光客で大混雑し、乗車できない可能性もあるので要注意。
「オーバーツーリズムの京都はもっと酷いのだろう…」
この他にJR水戸駅から関東鉄道の高速バス/路線バスと茨城交通の高速バス、JR東京駅から関東鉄道の高速バスがそれぞれ運行しています。
2021年6月には茨城空港アクセス道路が全線開通し、空港には約3600台分の無料駐車場が完備されているので車の方が便利かもしれません。
「まっ、空港トリップするなら路線バスかな?」
それでは空港ビル内へ!
数年ぶりなので、何か変わったところがないか期待しながら空港ビル内へ。
中央出入口から入ると目の前にはエスカレーターがあり、ここを中心に左側が国内線エリア、右側が国際線エリアです。
「最大の特徴はシンプル&コンパクト!」
国内線・国際線共に出発手続きと到着手続きの全てが1階にぎゅっと詰まっています。
端から端まで歩いても1分掛からないほどの広さなので初めて利用する方でも迷う心配がありません。
「みんなにやさしい茨城空港!」
まずは国内線エリアへ!
空港ビル正面向かって左側に国内線出入口があります。
国内線出入口から入ると右手には国内線チェックインカウンター。
2025年1月現在で運航している国内線はスカイマーク1社で札幌・神戸・福岡・那覇・長崎(神戸乗り継ぎ)・鹿児島(神戸乗り継ぎ)・宮古島(神戸乗り継ぎ)の7都市を結びます。
「スカイマーク専用チェックインカウンター!」
チェックインカウンターのすぐ隣は国内線出発口なので保安検査場へそのまま直行可能なレイアウト。
「移動距離みじかっ!」
ただしWebチェックインには対応していないのでチェックインカウンターまたは自動チェックイン機での手続きが必要ですが、利用者にとって移動距離が短いのは嬉しいポイント。
続いては国際線エリアへ!
空港ビル正面向かって右側に国際線出入口があります。
国際線出入口から入ると左手には国際線チャックインカウンター。
2025年1月現在で運航している国際線はタイガーエア台湾(定期便)・春秋航空(定期便)・エアロK(連続チャーター便)の3社。
チェックインカウンターは共有で各路線とも週2〜3便程度なので国際線が全く運航していない日もありますが、チェックインカウンターの長蛇の列を見ると需要は高そう。
「中国語や韓国語が飛び交います!」
チェックインカウンターの隣は国際線出発口なので保安検査場へそのまま直行可能なレイアウト。(出発口は国内線・国際線共に中央出入口付近)
地方空港ということで近場の台湾・中国・韓国といった路線が中心になってしまいますが、今後はフィリピンやベトナムの定期便就航に期待したいところです。
「過去にはハワイチャーター便もあったらしい!」
1階のサービス施設や設備は?
シンプル&コンパクトが特徴の茨城空港とはいえ、必要最低限のサービス施設や設備が備わっているので出発前や到着後でも安心です。
中央出入口付近
・インフォメーションセンター
・セイコーマート(コンビニ)
国内線出入口付近
・ SMART EXCHANGE(外貨両替機)
・セブン銀行ATM(国際カード対応)
・WiFiBOX(セルフWi‐Fiレンタルサービス)
・WAmazing(訪日客向け無料SIMサービス)
・カスタマーサービス(レンタカー/宅配便)
・派出所(茨城空港警備派出所)
国際線出入口付近
・コインロッカー(キャリーバッグ対応有り)
・屋外喫煙所
一番左側はWAmazing(ワメイジング)の無料SIMカードを受け取ることができる端末で中国・香港・台湾からの訪日客向けサービスです。(15日間500MBでデータ容量の追加も可能)
その隣はSMART EXCHANGE(外貨両替機)の端末で外貨→日本円に両替ができます。(日本円→外貨は不可)
一番右側はWiFiBOX(セルフWi‐Fiレンタルサービス)の端末でWeb予約後にモバイルWi‐Fiをレンタルすることができ、渡航先や日本国内で利用できます。(日本1日440円〜/台湾1日300円〜/韓国1日390円〜)
「成功するお店という願いがこめられているみたい!」
煙草を吸う方は国際線出入口付近にある屋外喫煙所へ。
中は冷暖房設備はなく換気扇だけなので寒く、夏場の利用は厳しそうでした。ちなみに制限エリアにもしっかり完備されているので出発前の一服も安心です。
空港周辺には綺麗に管理された公園や広場があるので路上喫煙やポイ捨ては絶対にやめましょう。
数年前との大きな違いは?
ここまで空港ビル1階を中心に見て回り、変わっていたところはセイコーマートの出店と綺麗になった屋外喫煙場だけでしたが、一番の違いは利用客の多さ。
この日は10時過ぎから混み始め、1階では出発や到着の利用客で混雑し、2階にある飲食店では満席になるほどの大盛況ぶりでした。
「昔はガラガラだったのに…」
ここまで人気になるのは嬉しい反面、のんびりした雰囲気がなくなってしまい個人的には複雑な心境。
地方空港ということでキャパの問題はあるものの、現状では国内線1日7往復(2025年3月30日から1日8往復)で国際線はまだまだ余裕があり、今後はどこまで利用客を増やせるのか注目です。
次回は空港ビル2階を見て回りたいと思います。
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