さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
「華やかなイメージの客室乗務員ですが…」
成田国際空港を拠点とする格安航空会社のジェットスタージャパン。
2025年現在は国内線18路線/国際線4路線を運航し、国内LCCでは一二を争う規模の航空会社ですが、 ここ数年はニュースになるほど労使問題が深刻化しています。
記憶に新しいところでは2023年末に残業代の未払賃金を求めて労働組合が実施したストライキで、2023年12月24日から2024年1月1日までの期間で欠航が発生し、多くの乗客に影響が出ました。
最終的に能登地震の影響で1月2日にストライキは中止されましたが、その後に労働組合幹部らを懲戒処分(出勤停止)にするなどゴタゴタが続いていました。
そして今回気になったニュースは客室乗務員の休憩時間を巡る裁判。
ジェットスタージャパンの客室乗務員は1日に複数の便を連続して搭乗するケースがあり、到着後の機内清掃や次便出発前の安全確認、運航中は乗客の要望や急病人の対応で十分な休憩時間がなかったようです。
「確かに休憩なしは辛い!」
そこで客室乗務員ら35人が労働環境の改善を求めて訴訟を起こしました。
東京地裁は4月22日の判決で運航中の機内や到着から次便出発までの時間で休憩に相当する時間を設けているという会社側の主張を認めず、ジェットスタージャパンに休憩なしの勤務禁止と385万円の賠償金(1人あたり11万円)を命じました。
華やかなイメージで憧れの職業ともいわれる客室乗務員。
しかし実際の業務は食事やドリンクの提供・免税品の販売といった機内でのサービス、搭乗から降機までの搭乗客のサポート、緊急時の対応、機内安全設備の確認、航空会社によっては機内清掃まで行うなど多岐にわたる業務をこなしています。
特に格安航空会社では機内設備やサービスを簡素化し、食事やドリンクの提供を有料化しているのでFSCに比べると仕事量は少ないと思っていましたが、むしろ逆かもしれません。
とはいえ旅行需要の回復で客室乗務員だけでなく航空業界で働く方々はどこも大忙しなので、改善できるところはしっかり改善し、安心安全の運航をお願いしたいところ。
ちなみにジェットスタージャパンは東京高等裁判所に即日控訴したとのことで、両者の争いは続きそうです。
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