さあ、どーもこんにちは! Traife365『ズーカー』です。
「スマホ格安プランのトレンドは大容量プランから小容量プランへ…」
総務省のスマホ料金の値下げ要請に対し大手キャリア、MVNO各社は3月~4月に続々と格安新プランをスタートし熾烈な価格競争を繰り広げてきました。
大手キャリアではデータ容量20GBで3,000円をラインに各社価格競争の末
- au『povo』=2,728円
- SoftBank『LINEMO』=2,728円
- docomo『ahamo』=2,970円
で落ち着きました。
MVNO各社ではデータ容量20GBで2,000円をラインに価格競争の末
- LIBMO『なっとくプラン』=1,991円
- IIJmio『ギガプラン』=2,068円
- mineo『マイピタ』=2,178円
- 日本通信『合理的プラン』=2,178円
で落ち着きました。
MVNOでは大容量プランで勝負をかけた会社もあれば、小容量から大容量までバランスよくプラン設定した会社など様々。
特にイオンモバイル『さいてきプラン』のように0.5GBから始まり、1GB~10GBまで1GB刻みでプラン設定、12GB以上の大容量プランもカバー、またnuroモバイルのように8GB以下のプランで勝負、そしてオプションや月間データ容量超過後の通信速度引き上げでプランを充実させる会社などユニークなプランが登場しました。
しかし、実際注目されるのはやはり大容量20GBプラン。
- 「あっちがこの値段なら、うちはさらに値下げ」
- 「あっちが値下げなら、こっちは無料通話つけるぜ」
格安プランがスタートする3月~4月を前に大手キャリア、MVNO各社は後出しじゃんけんラッシュで、まさに熾烈な価格勝負。
しかし、ここにきて格安プランのトレンドに変化が…。
6月にHISモバイルが小容量プランで勝負
格安プランで大手キャリア、MVNO各社の大容量20GBプラン一辺倒だったトレンドは少しずつ変わり、旅行会社HISとMVNOの日本通信の合弁会社のHISモバイルは6月に『格安ステップ』という新プランを発表しました。
1GB、3GB、5GB、7GB、10GBの音声プランで、注目は1GBプラン=590円、3GBプラン=790円といずれも1,000円を切る料金で、1GBプラン=590円で1GBあたり275円でデータを追加する使い方もできます。
またデータ通信プランの『データステップ』では1GBプラン=490円、3GBプラン=620円で音声プランよりさらに安い。(音声プランとデータプランの構成は同じ)
7月にはLINEMOも新プラン!!
6月のHISモバイルに続き、ソフトバンクのオンライン専用ブランド『LINEMO』でも小容量のミニプラン(3GB)を発表しました。ミニプランの月額料金は990円。
従来のLINEMOスマホプラン(20GB)と同様にLINEのトークや通話で使ったデータはカウントされませんが、ミニプラン(3GB=990円)では3GB超過後の通信速度は最大300kbpsに制限されます。(スマホプランでは20GB超過後の通信速度は最大1Mbps)
これで『LINEMO』のラインナップは『スマホプラン(20GB)』と『ミニプラン(3GB)』の2本立て。
月間データ通信量は平均7.56GB?
リサーチ会社のMM総研の調べでは2020年12月時点でモバイル回線の月間データ通信量の平均は7.56GBで2017年から毎年増加。そして月間データ通信量3GB以下のユーザは全体の約6割、7GB以下だと全体の約8割。
月間データ通信量の平均は毎年増加しているとはいえ大手キャリアとMVNOの多くが20GBのプランを打ち出している中、ユーザーの利用実態とはかけ離れていることがわかります。
大手キャリアやMVNO各社にとって3GB以下のユーザーだけならネットワーク負荷が軽減しそうですが、3GB1,000円以下で本当に収益を確保できるのでしょうか?
今後小容量プランの価格競争が激化すると、かつての牛丼チェーンの安値競争になってしまいそうです。
規模の小さいMVNOなどは淘汰されていくのか…。
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