さあ、どうも! こんにちは!! Traife365の『ズーカー』です。
2018年11月に逮捕された日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が保釈中に日本を出国しレバノンへ逃亡した際に手助けをした米国人親子の日本引き渡しが決まりました。
ようやく「決まった!!」という感じです。
というのも昨年の10月28日には米国で逮捕されたこの2人の日本引き渡しが決定していましたが、直前に弁護側の日本引き渡しを遅らせる手続きで延期。今回、米連邦最高裁がこれを退け日本引き渡しが決定し、これまでのゴーン被告の一連の事件が再び動きそうです。
と思っていたら、事件とは別の動きがありました。
なんとルノー(仏)が1兆250円の最終赤字。桁が凄すぎて、逆に気持ちの良い赤字っぷり…。
その前に、ルノーと日産自動車の関係をおさらいします
日産自動車の筆頭株主は
- ルノー(仏)が43.7%保有
日産自動車に対し議決権あり
ルノー(仏)の筆頭株主は
- 日産自動車が15%保有
フランスの法律で40%以上の出資を受ける日産はルノーに対し議決権なし - フランス政府が15%保有
フランスの法律で2年以上の長期保有株主に2倍の議決権
このようにルノーは日産の株式43.7%を保有し、その持ち分の利益を計上でき(会計上)、毎年多額の日産の配当を受け取り、日産の経営に対し口出しでき(議決権)、間接的にフランス政府が介入できる状態。
2018年に逮捕されたゴーン被告が当時ルノーの会長兼CEO、日産取締役会長だった2017年12月期のルノーの純利益の半分近くが日産自動車からの取り分。
そして1999年にルノーと日産の資本提携の際に出資した6,430億円はこれまでの日産の配当で回収済みのようです。
これまでゴーンが関わっていたルノーが1兆250億円の最終赤字
ルノーが2021年12月期連結決算で最終利益が1兆250億円の赤字。なんでも新型コロナウイルス感染拡大の影響で自動車販売が低迷。(トヨタ自動車は好調です)
またルノーの命綱である日産自動車の業績悪化も響いたようです。また日産自動車は業績悪化により2019年度の期末配当から無配で、今後も無配が続きそうです。
悪事を働いた(とされる)ゴーン被告がいたら、ルノーも日産自動車も違った結果になっていたかもしれませんね。
なんだかもったいない気がしました。
そしてルノーの今後の見通しは2021年も新型コロナウイルス感染拡大の影響は避けられず、現在自動車業界では半導体不足により各メーカーは生産ラインの停止による減産で厳しい状況。
半導体不足はゲームやパソコン業界だけかと思いましたが、自動車業界も不足しているようですね。
巨額赤字に陥ったルノーは日産自動車株の売却の噂がチラほら。
ルノー・日産・三菱アライアンスの行方が気になります。
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