※2019年10月29日に公開した記事を再編集し、2023年11月5日に再度公開しました。
さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
パスポートやビザ、滞在先の情報収集、ツアー・航空券・ホテルの手配、長期間になれば大きなスーツケースに荷造りなど国内旅行に比べて事前の準備が大変な分、楽しみも大きい海外旅行。ワクワク気分で空港に行っていざ出発!っとその前に
「あなたの海外旅行保険はそれで大丈夫?」
健康に自信がある方でも生活習慣や言語の違いなど海外の不慣れな環境では様々なストレスによって体調を崩しがち。楽しいはずの海外旅行で不慮の事故、病気、怪我、盗難や破損などのトラブルで台無しなんてことがないようにしっかり考えたいところ。
こういった旅行中の不測の事態に備えるのが海外旅行保険。
大きく分けると2つあり、
(1)保険会社が提供する任意加入の海外旅行保険
(2)クレジットカード付帯の海外旅行保険
(1)は旅行代理店・保険代理店・インターネットで契約し、出発当日でも空港の保険カウンターで契約可能。(2)はカード会員であればクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用することができます。
※ただしカード会社によって付帯条件があり、海外旅行保険が付帯されていないクレジットカードもあります
ちなみにズーカーはこれまで任意加入の海外旅行保険を契約したことはありますが、ほとんどはクレジットカード付帯の海外旅行保険で済ませていました。
「理由は付帯条件があるものの無料だから…」
というのもこれまでの海外旅行では東南アジアに2週間ほどの滞在で6,000円〜8,000円の保険料だったので、ここは少しでもケチりたいところ。幸いなことに現地で怪我や病気は一度もありませんでしたが、2つの海外旅行保険の違いを今一度確認してみたいと思います。
高い安心と手厚いサポートなら任意加入の海外旅行保険!
別途保険料が掛かるものの幅広い補償と手厚いサポートが特徴の任意加入の海外旅行保険は旅行会社や保険会社の代理店、またはインターネットから契約できます。
代理店の場合は担当者と相談しながら保険を選ぶことができ、インターネットの場合は24時間いつでも申し込みできる手軽さがポイント。またインターネットの方が代理店よりも保険料が安く、自分に合った補償内容にプラン設計することもできるので保険料をさらに抑えることが可能。
しかし当然ながら補償とサポートを手厚くすれば保険料は高くなり、逆に削りすぎると不十分となるのでその辺のバランスは必要です。
無料で使えるクレジットカード付帯の海外旅行保険!
一般カードからブラックカードまで多くのクレジットカードには海外旅行保険が付帯されています。補償額や補償範囲はカード発行会社やカードランクによって大きく変わるものの条件さえクリアすれば無料で利用できるのがポイント。
「めっちゃお得やん!」
海外旅行保険の適用にはクレジットカードによって自動付帯と利用付帯があり、自動付帯の場合はクレジットカードを持っているだけで補償が受けられますが、利用付帯の場合は旅行代金などの支払いにクレジットカードを利用しないと補償を受けられないので注意。
ここまでの話だとクレジットカード付帯の海外旅行保険で十分と考えてしまいますが、デメリットもあります。
任意加入の海外旅行保険とクレカ付帯の海外旅行保険の違い!
参考までにA社一般カードの補償内容を見てみると
「めっちゃお得やん!」
海外旅行保険の適用にはクレジットカードによって自動付帯と利用付帯があり、自動付帯の場合はクレジットカードを持っているだけで補償が受けられますが、利用付帯の場合は旅行代金などの支払いにクレジットカードを利用しないと補償を受けられないので注意。
ここまでの話だとクレジットカード付帯の海外旅行保険で十分と考えてしまいますが、デメリットもあります。
任意加入の海外旅行保険とクレカ付帯の海外旅行保険の違い!
一口に海外旅行保険といっても任意加入とクレジットカード付帯では補償内容に大きな違いがあり、クレジットカード付帯の海外旅行保険には疾病死亡や緊急歯科の補償はなく、特に一般カードは補償額が少ない上に補償範囲が大幅に削られているものも多くあります。
・傷害死亡・後遺障害 最高1,000万円
・救援者費用 100万円
「あまりにも寂しすぎる補償内容…」
疾病治療や傷害治療の補償がなく、もしも海外医療機関で診療を受けた場合は高額請求の可能性もあります。これでは任意加入の海外旅行保険がないとかなり不安。
ちなみにB社一般カードの補償内容は
・傷害死亡・後遺障害 最高3,000万円
・傷害死亡・後遺障害 最高3,000万円
・疾病治療 270万円
・傷害治療 200万円
・賠償責任 3,000万円
・救援者費用 100万円
・携行品損害 20万円
こちらは一般カードの中ではかなり充実した補償内容ですが、任意加入の海外旅行保険に比べると補償額は少なめ。この点はクレジットカードを複数枚所有していれば死亡・後遺障害以外の補償は合算することができます。(任意加入とクレジットカード付帯の合算も可)
・傷害治療 200万円
・賠償責任 3,000万円
・救援者費用 100万円
・携行品損害 20万円
こちらは一般カードの中ではかなり充実した補償内容ですが、任意加入の海外旅行保険に比べると補償額は少なめ。この点はクレジットカードを複数枚所有していれば死亡・後遺障害以外の補償は合算することができます。(任意加入とクレジットカード付帯の合算も可)
※同じ国際ブランドやカード発行会社では合算できない場合があります
このようにクレジットカード付帯の海外旅行保険はカード発行会社やカードランクによって補償内容にバラツキがあるので事前の確認が必要です。
キャッシュレス診療にも注目!
任意加入の海外旅行保険ではキャッシュレス診療(治療費立て替え不要)に対応しているものが多いですが、クレジットカード付帯の海外旅行保険はキャッシュレス診療に対応していないものがあります。
これが一番の落とし穴で一見すると手厚い補償内容でもキャッシュレス診療に対応していないと現地で診療を受けた場合に治療費を立て替えなければならず、帰国後に保険会社に請求して後日保険金を受け取ることになります。
「高額な治療費の場合は一時的とはいえ厳しい!」
またキャッシュレス診療対応でも保険会社の提携病院以外だと治療費の立て替えが必要になるので、いざという時に病院であたふたしない為にもキャッシュレス診療の有無やサポートデスクの連絡先などを確認しておく必要があります。
結局はクレカ付帯? それとも任意加入?
何事も万が一を言い出したらキリがありませんが、とはいえ不安だからという理由であれもこれもとむやみに補償を手厚くするのも考えもの。個人的な海外旅行保険の考え方としては年齢、健康状態、家族構成、渡航先などで必要とする補償内容を決めています。
ズーカーの場合は
・疾病治療、傷害治療300万円〜500万円
・救援者費用200万円
の補償で十分と考えるのでクレジットカード付帯の海外旅行保険でリスクをカバーしてきました。
もちろん渡航先がアメリカのような非常に医療費の高い国であったり家族構成が変わった場合などはクレジットカード付帯の海外旅行保険にはない疾病死亡補償やさらに手厚い補償額が必要となるので任意加入の海外旅行保険で対応するなど状況によって変える必要がありそうです。
これが一番の選び方というのはなかなか難しいところではあるので本当に迷ったら任意加入の海外旅行保険でガチガチにカバーするというのも一つの手。
確かに別途海外旅行保険を契約しても高い安心と手厚い補償が短期滞在なら数千円程度ですので、もしかすると海外旅行保険の一番の選び方は任意加入でガチガチにすることかもしれません。こう考えるとこれまでの海外旅行保険選びはブレブレのものになってしまいますが、間違っても無保険で海外旅行に行くことはないようにしたいですね。
それでは楽しい海外旅行にいってらっしゃいませ!
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