さあ、ど~もこんにちは! Traife365(とらいふさんろくご)のズーカーです。
「とろける脂身と芳醇な香りがピンチ!」
2022年1月にイタリアでアフリカ豚熱の発生が確認されたことにより、日本ではイタリア産の豚肉と豚肉製品の輸入を停止していましたが、今度はスペイン産の輸入停止というニュース。
詳しく見てみると11月26日にスペインで野生イノシシのアフリカ豚熱感染が確認され、11月28日に日本がスペイン産の豚肉や豚肉製品の輸入を停止したというもの。
農林水産省によるとアフリカ豚熱は発熱や全身の出血性病変など重篤な症状を引き起こす致死率の高いウイルス性家畜伝染病で、豚やイノシシに感染するようです。
人への感染リスクはなく、感染した豚肉を食べても健康被害はないとのことですが、豚やイノシシに対する有効な治療法やワクチンがなく、日本で発生してしまうと畜産業界は大打撃。
ちなみに日本の豚肉輸入量全体に占めるスペイン産の割合は約2割ですが、生ハムでは約7割がスペイン産とのこと。
「むむ、長期熟成生ハムの大ピンチ!」
日本の大手食肉加工メーカーでも製造をしていますが、伝統的な長期熟成の製法ではなく短期熟成の生ハム風ハムで、風味や食感は全くの別物。
国内にも伝統的な長期熟成生ハムを製造するところがありますが、全体の流通量のごく一部ということで、イタリア産に加えスペイン産まで輸入停止が続くとなると生ハムショックという事態にもなりかねません。
「これは国産の長期熟成生ハムに商機あり?」
もちろん製造には1年〜2年の熟成期間が必要なので短期的な代替には限界がありますが、小規模生産の生ハム工房にとってはビジネスチャンスかもしれません。
今回のスペイン産の豚肉輸入停止はネガティブなニュースではなく、国産食肉加工業界のチャンスとして日本を盛り上げてほしいですね。
「日本の生ハムを世界へ!」
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